越冬ねぎの新たな試み – 寒さを乗り越えて育つ強さ

 増田屋のねぎ栽培に新たな挑戦が始まりました。これまで冬季はねぎの栽培をお休みし、キムチ用のねぎは部会の会員さんから仕入れていましたが、昨年から試験的に1棟のハウスで越冬栽培を実施しています。

 冬の厳しい雪から守るため、ハウスのビニールはそのままの状態で冬を越すねぎたち。キムチ用には根から抜くのではなく、鎌で刈り取る方法を採用しました。寒さによってねぎの状態が変化する様子を観察しながら、日々新たな発見がありました。

 特筆すべきは、3月に入り暖かくなると共に見せた驚きの生命力です。刈り取ったはずのねぎが再び成長し、立派なねぎへと変身してきたのです。自店舗での販売だけでは限界があるため、JAとも相談しながら加工用としての出荷も検討しています。    

 まだ「栽培した」というより「できた」という状態ですが、この経験を活かし、今後も研鑽を積んでまいります。自然の力強さと、それに寄り添う農業の奥深さを実感する取り組みとなりました。

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